4月20日に第1例が発生して以来、口蹄疫の勢いは衰えるどころか さらに勢いを増し、残念ながら感染拡大が進んでいます。
熊本県では幸いにも口蹄疫は発生しておりませんが、宮崎県えびの市で発生したため、家畜伝染病予防法により人吉球磨地域の一部が制限区域に入り、すでにセリも中止され畜産・酪農経営に大きな影響が出ており、畜産・酪農農家では日増しに経営、生活に対する不安が募っています。
これまでも、県議団並びに関係農業団体代表等と対応策について協議して参りましたが、本日、防疫体制を視察すると共に、最新の現場の生の声、要望を聞くため関係者に集まっていただきました。本日は偶然にも球磨郡の町村長・人吉市長が、松村昭県議・松田三郎副議長の同行のもと、口蹄疫に関して蒲島知事に要望のため県庁に行かれておりますので、こちらは厚生常任委員長・溝口幸治県議に同行していただきました。
人吉球磨地域には、家伝法に基づき設置された消毒ポイント5カ所、自主的に設置された消毒ポイント3カ所ありますが、えびの市に直接つながる国道221号に設置された人吉市大畑町の消毒ポイントを視察させていただきました。
この消毒ポイントは、ゴールデンウイーク前の4月27日から設置されておりますが、5月14日からは畜産関連車両だけではなく、(8カ所の消毒ポイントの中で唯一)対象を一般車両にも拡大しました。
畜産関連車両は、道路脇の専用スペースで係員が丁寧に車両の隅々に消毒薬を散布し、一般車両は、道路本線上に設置された消毒剤を染み込ませたマット上を通過すことにより消毒していましたが、通過する車両は畜産関連車両も一般車両も混乱することもなく皆協力的で安心しました。
今でこそ体制が整いつつありますが、ゴールデンウイーク前から、そしてゴールデンウイーク中も人手不足や情報不足等対応が整っていない中、心身共に限界に近い状況の中一身にご努力いただいている熊本県関係者をはじめ農業団体関係者、市町村関係者に対して敬意を表したいと思います。
その後、溝口県議、大王人吉市議会議長と共に熊本県、関係農業団体代表者、関係市町村の担当者から口蹄疫に対する現状報告をお聞きした後、意見交換に入り、切実な現場の声を踏まえた適切な要望、お訴えがありました。
本日の現場視察、意見交換の場を終え、あらためて政治主導の掛け声ばかりで、赤松農林水産大臣をはじめ農林水産三役が農業現場の実情が把握できず適切な対応がとられていない政府に対して猛省を促すと共に、自民党がいち早く立ち上げた口蹄疫対策本部で現場の声に基づきまとめた金融支援、経営支援を中心に繁殖牛、肥育牛、酪農、養豚、市場、関連産業、風評被害対策等々42項目にわたる緊急対策を4月30日以来政府に申し入れしておりますが、緊急事態でありますので与党も野党もなく受け入れ実行していただきたいと強く要望したいと思います。